Category: 生活 Lifestyle

  • 算命学の泉 San-Mei-Gaku Divination[1]

    算命学の泉[1]

    尾崎 光越(www.honkakuuranai.com

     

    ───編集部より

    今回より『算命学の泉』と題する連載が始まります。算命学(さんめいがく)というのは,年と月と日の干支(かんし・えと)に基づいて森羅万象(しんらばんしょう)のゆくえを予知する占いであり,学問です。流れゆく世界の中で皆さまの足元に小さな明かりを灯していただければと考え,算命学の専門家である尾崎光越先生にご執筆をお願いしました。

     

    算命学

    算命学は古代中国,殷(いん)の時代に確立された陰陽五行説を基本にした学問で,中国の宗教である道教の中の神仙思想(しんせんしそう)に基づいています。

    その技法は膨大な理論と占術を持ち,宿命のエネルギーを数理で表すなど,他に類を見ない明確な予知を可能とするものです。そのため,中国では政治や軍略の要として,歴代の王朝において秘法として受け継がれてきました。

    しかし,第二次世界大戦後の文化革命が起こると,算命学の伝承者たちは秘伝の秘法を携えて海外への亡命を図りました。この時,日本へ亡命した中国人の算命学宗家(そうけ)から理論と技法を受け継いだのが日本の文学博士であった高尾義政です。同博士の手によって膨大な技法が整理統合され,昭和40年に『原典算命学大系』としてすべてが公開されました。

    それ以後,算命学は「高尾算命学」とも呼ばれるようになり,東洋における予知学の英知として幅広く知られるようになりました。

    算命学の根幹には,人を自然界の一部としてとらえ,人の運勢を自然界に置き換えて分析する自然思想が流れています。単に個人の苦悩を占うというのではなく,自然界の中で個性の質を問い,社会や国や時代などの取り巻く環境との関係性の中で運勢全体を見定めていこうとするものです。

    それ故に,算命学は「人はどのように生きるべきか」「社会はどのようにあるべきか」という基本的な命題のもとに,この世における役割を発見していくための人間探求の学問といってもよいでしょう。

    占いといえば,「今月の運勢」などとして雑誌などで扱われていますが,算命学の複雑な技法ではそれは成り立ちません。そこで,この連載では算命学の立場から,人の生き方などの命題に関するヒントをいくつかお伝えしていきたいと考えています。

    まず初めに,基本的な「運命と宿命」をどのように考えるべきかについてお話しします。

     

     

    運命と宿命

    運命や宿命という言葉は日常的に頻繁に使われています。これらを絶対的なもの,変えようのないものというイメージでとらえていらっしゃる方も多いと思います。これは運命も宿命も同じ意味だと考えていらっしゃるからなのですが,しかし,これらは互いに深い相関関係にありながらも,それぞれ別の意味を持つもので,運命と宿命は異なるものなのです。

    先ずは基本的な意味を持つ「宿命」からご説明しましょう。宿命とは「命が宿る」と表されるように,私たちがこの世に生命を授かった時に受けた気質や傾向等すべてを含めた個性ということができます。これは自分で変えることのできないものです。しかし,宿命に良い宿命と悪い宿命はなく,その宿命に授かっている個性が,生まれた時の環境や育つ環境,また大人になった時には仕事や所属している社会の環境に合うかどうかで,その宿命が恵まれたものか,そうでないかということはできます。

    例えば,どうしても男子が欲しいと願う家庭に女の子として生まれれば,恵まれない宿命といえるでしょう。また,研究者の家庭に勉強好きの子どもが生まれれば,恵まれた宿命といえるでしょう。すなわち,環境とは,まず生まれた時の家庭環境や兄弟姉妹との関係,両親との関係から始まり,やがて友だちや学校との関係につながっていきます。つまり,あらゆる環境の中でその人の持つ宿命が素直に発揮され,矛盾を起こすことなく生活できれば,環境は宿命に沿っているといえるでしょう。

    次に運命について述べることにします。運命とは「命を運ぶ」と書くように,自分たちの意思で,授かった命を運んでいくという意味があります。人生の過程において様々な選択をしていくことで変化する可能性のあるもの,それが運命なのです。

    「私は運が悪い」と決めてかかり,落ち込んで動こうともしない人がいます。それでは人生が良くなるはずがありません。宿命を変えることはできなくても,運命は自分の考え方や行動や生活を勇気を持って変えていくことで,面白いように変化するものなのです。すなわち,運命を変えるのは自分なのです。

    「変えようがない宿命を生かすために運命を変えて人生を切り開く」ことが宿命の個性に沿った生き方をすることです。それができれば,逆境から抜け出すことも,さらに輝いた人生を築くこともできるのです。

     

    本稿はJaponism Victoria, vol.8 no. 4, 2013に掲載の同名記事に加筆修正をしたものです。

    Copyright © 2013-2018 Japanese Canadian Community Organization of Victoria

     

    > 算明学の泉[2]

    > 算明学の泉[3]

    > 算明学の泉[4]

    > 算明学の泉[5](予定)

     

     

  • 指圧の真髄 The Quintessence of Shiatsu[1]

    指圧の真髄[1]

    池永 清 @ Canadian College of Shiatsu Therapy

     

     

    ────編集部より

    このシリーズでは,BC州North Vancouverで『カナダ指圧カレッジ』(Canadian College of Shiatsu Therapy)を運営されておられる池永清先生に指圧についてお話していただきます。池永先生は,日本で古来より親しまれてきた「つぼ」といわれる押圧点を指で押して身体の調整を行う指圧療法を実践され,2003年にはこの押圧点・反射点を解剖学的に解明した著書「Tstubo Shiastu」を発表されました。池永先生はカナダ,アメリカ,ヨーロッパで指圧が独自の治療法であることの認定を受けるためご尽力され,指圧プラクターの世界統一資格をカナダBC州ではじめて確立された方です。

    池永先生にご執筆いただく経緯は本稿編集者の個人的経験でした。編集者の幼い頃の記憶に,母の肩を指で押している祖母の姿があります。5歳の頃だったと思いますが,祖母に「何しているの?」と聞くと,祖母は「身体には命が流れているの。でも疲れると命がかじかんでうずくまってしまうの。だからこうして『起きて,目を覚まして』といっているのよ。」と教えてくれました。

    そして昨年,編集者はあるモールで「JAPAN SHIATSU」という看板を見かけました。中では治療師が指圧を施しており,その姿が幼い頃の記憶を蘇らせたのです。治療師の方とお話ししたことが縁となり,池永先生にお目にかかり,お話しをうかがって,指圧が日本の誇る独自の治療法であることを知りました。この連載をお読みいただくことにより読者の皆様が指圧の心を知り,指圧を生活に取り入れて,お身体に命の泉を清らかに流す一助にしていただくことが出来ましたら幸いです。

     

    *********************************

     

    指圧の成り立ち

    この度,編集部の方より指圧について解りやすく説明をしてほしいとのご依頼をいただきました。指圧を少しでも多くの方に知っていただけることは大変嬉しいことです。そこで,指圧が日本独自の安全な医療行為であり,幅広い効果をもたらすものであることを皆様にお知りいただくために,指圧の定義や意味,そして方法を簡単に述べていきたいと思います。今回は第1回として,指圧誕生の経緯と歴史をエピソードなどを取り混ぜながらお伝えすることにします。

    指圧とは何かと問われると,皆様はどのようにお考えになられるでしょうか。「痛いところを指で押す治療」と答えられると思います。その通りなのですが,揉んだり,撫でたりしないこと,指以外の肘や膝などを一切使わないことは,あまりご存じないと思います。残念ながら指圧は他の手技治療との違いを理解されないことが多いのが現状です。中にはマッサージの一部として捉えられることもあります。

    しかし,指圧はそういったものではなく,指だけで体表のコリのある箇所を押してコリを解消し,まるで命の泉が湧き出るかのようにリフレッシュさせることができる技術なのです。他の手技療法とは異なり,指圧は証の見立てや事前の診断も必要なく,患者と施術者と煎餅布団(せんべいふとん)が一枚あれば,すぐに治療が始められるというメリットがあります。そして治療は簡単なものから複雑なものまでがありますが,やさしいものであればご家族で互いに押しあって,疲れや病気に打ち勝つ力を引き出し,身体の様々な機能を正常に戻すことができます。

    指圧は指で身体を押すことを基本とするものですので,知らず知らずのうちに,私たちの生活の中に取り入れられてきました。それは指圧がとても自然な営みでもあるからです。古代の人々が患部に手を当てることで痛みを鎮めていたことはご存じだと思います。約2000年前の神話時代には,日本の医祖と言われる少名毘古那神(すくなひこなかみ)が徒手によって病気を治した記録があります。指圧の発祥は古代の手当に始まると言われています。その後,有史時代を迎え,仏教の伝来とともに漢方医療が輸入されてきます。その中には鍼(はり),灸(きゅう),按摩(あんま)などの手技治療も入ってきました。しかし,新しい中国医療などに翻弄(ほんろう)されながらも,指圧は日本人の知恵を受け継ぐ形で人々の生活に染み込んでいきました。

     

     

    そのような中で,指圧療法の創始者といわれる浪越徳治郎(なみこしとくじろう)が誕生します。ご年配の方ならご存じでしょう。徳治郎の家族は明治45年(大正元年),徳治郎が7歳の時に四国の香川県より北海道の留寿都村に移住しました。徳治郎の母,まさは旅の疲れと急激な生活の変化により,体中に痛みを訴えて寝込んでしまいました。医者も薬もない状況の中で徳治郎少年は母の苦しみを見かねて,母親の身体を「撫でる」「さする」などをして必死に看病をしました。

    母親の身体をくまなく触っていると,徳治郎少年は母の身体に特に硬い部分を発見したのです。そこでその部分に注目して,硬い部分を親指でほぐすことを始めてみました。すると母の容体が不思議と良くなっていくのに気がつきました。その後,暗中模索の末に,身体の凝りや発熱などの症状に合わせて押し方を工夫しながら治療を続けた結果,母,まさは全快にこぎつくことができたのです。母親の病名は多発性関節リュウマチだったといわれています。母を思う子どもが必死で手当を行った結果でした。

    この時の経験をもとに,徳治郎は試行錯誤を繰り返しながら幾多の研究を重ね,指圧を医療手段のひとつとして形作っていきました。徳治郎の心にはいつも母を助けた気持ちが生きていたのです。まさに「指圧の心は母ごころ,押せば命の泉湧く」なのです。

    このように徳治郎が始めた指圧治療は,古来より人々に受け継がれてきた手当の作用と合流し,ひとつの流れを生み出していきました。現在,指圧は世界で認められた手技療法となりました。指圧施術者に与えられる世界統一資格である指圧プラクターの名称も,海外では初めてここカナダのBC州で使われることになりました。

    次回は,徳治郎が始めた指圧治療が日本の独自の手技療法になるまでの経緯をお伝えしたいと思います。

     

    本稿はJaponism Victoria, vol.8 no.8, 2016掲載の同名記事に加筆修正をしたものです。

     

    > 指圧の真髄[2]

    > 指圧の真髄[3](予定)

    > 指圧の真髄[4](予定)

     

     

  • カナダにいても和風献立 Japan taste recipe[1]

    カナダにいても和風献立[1]

     

    ──編集者より

    「食べ慣れた味」「母が作ってくれた家庭料理の味」は簡単には忘れられません。日本で育った方ならば,海外にいても和風の味付けが無性に恋しくなるときがあるでしょう。

    太平洋戦争中に敵国民として迫害されたカナダの日本人移民(日系一世)は,子どもたち(二世)にカナダで生きていくためにカナダ文化を身につけること,言葉も日本語ではなく英語を話すことを教えましたので,日系二世・三世の方たちは親から日本文化を十分に承継することができなかったのですが,例外がひとつ。彼らも家庭では母親の和風の味付けで育てられましたので,和食文化はしっかり受け継ぐことができたのです。ですから日本語は話せなくても日本食は大好きという日系二世・三世はとても多いのです。

    カナダも食の多様化が進み,地域差はありますが,街のスーパーでも和風献立に使える食材が多く並ぶようになってきました。大根,白菜,椎茸,豆腐,納豆,米,味噌,醤油,みりん,パン粉,天ぷら粉,ワサビペースト,カレールウ,冷凍枝豆など,日本食材店に行かなくてもそれなりに材料が揃います。和風料理の味付けに欠かせない日本酒も種類は少ないものの酒屋にあります。ただし,「うまみ文化」がないカナダではダシ類(干し昆布,干し椎茸,煮干し,鰹節,ダシ調味料)がまだ知られておらず,どうしても日本食材店を頼ることになります。

    基本的に肉食文化のカナダでは肉の種類や調理法は豊富かというと,実際はそうでもなく,一般家庭では,厚切り牛肉のステーキや鳥の丸焼きのように大きな肉のかたまりを焼くか,少し小さく切った肉のかたまりをシチューとして煮込むといった調理法が主です。つまり,肉のかたまりを食する文化はあっても,肉を細かく切って調理する文化はまだ定着していないのです。

    例えば,料理に使い勝手のよい牛や豚の“薄切り肉”や“こま切れ肉”をスーパーで見かけることはほとんどありません。スーパーに挽き肉が出回るようになったのも比較的最近のことで,それも牛挽き肉が主で,今でも豚挽き肉を置いていない店があります。

    もうひとつ困るのは魚介類が少ないことです。スーパーでは冷凍魚と生魚を扱っていますが,どちらも種類が貧弱である上に,生魚は鮮度が怪しいので刺身に出来そうにありません。刺身,煮魚,焼き魚など和食調理法でおいしい魚を食べたければ日本からの輸入品を扱っている食材店などの専門店を探すしかありません。

    そして要注意なのが鶏卵(たまご)。店頭に並ぶ鶏卵の品数は豊富ですが,カナダの鶏卵はサルモネラ菌対策が十分でないので生食できません。つまり,“白いご飯に生卵”という絶品がカナダでは味わえないのです。残念ながら鶏卵は必ず加熱しなければなりません。

    このようないくつかの制約はあるのですが,“薄切り肉”や“こま切れ肉”がなくても肉のかたまりを細切りにすれば代用できますし,スーパーで挽き肉も買えるようになりましたので,後は工夫次第で和風献立を組み立てることができます。

    このシリーズではカナダで入手できる食材を使って簡単にできる和風献立(時々アジア風)をご紹介します。レシピはカナダBC州(ブリティッシュコロンビア州)ビクトリア市で『Sushi Plus Restaurant』を営んでおられる蔭地(おうじ)宏美さんの創作によるものです。

    食事の時間が迫ってきているのに,冷蔵庫にある残り材料で何ができるのか決まらず困ることはありませんか? そんな時に料理本を見ても食材が揃わず,あまり役立ちません。問題は,いかにしておいしい料理を作るかではなく,いかにして目の前の食材を使ってそれなりにおいしい料理を作るかです。このシリーズでは各回,蔭地宏美さんに同じ食材(メイン食材)で二品の献立をご紹介いただきます。お手元にある補助食材に応じて,あるいはお好きな味付けの一品をお試しください。

     

    > カナダにいても和風献立[2]

     

     

  • 指圧の真髄 The Quintessence of Shiatsu[2]

    指圧の真髄[2]

    池永 清 @ Canadian College of Shiatsu Therapy

     

     

    指圧の社会的認知

    前回は指圧がどのような状況で誕生したのかを述べました。その経緯は指圧の創始者である浪越徳治郎が母を思う気持ちの歴史でもありました。四国から移住した北海道での生活は寒さと貧困が一家を襲い,母を病に落とし入れたのです。医療も薬もない環境の中で徳治郎が始めたのが,指で患部を押して治療する指圧でした。それが社会に認知されていく過程には様々な困難と障害が襲いました。しかし,徳治郎の心には母を苦しみから救った事実が信念となって,時代の困難を打ち破って行きました。

    母を全快させた徳治郎は大正14年,21歳のときに北海道室蘭に指圧専門治療院を開院しました。母と同じような苦しみを持つ人を救いたかったのです。そして,昭和9年には『指圧療法と生理学』という著書の発表し,昭和15年には日本指圧学院を開校しました。指圧の効果を少しでも多くの人々に伝えたい一心で働いたと言われています。

    しかし,日本が第二次世界大戦に敗れたことで,指圧を含む当時の民間療法は厳しい時代を迎えることになりました。それは,変化を強いられた価値観や社会通念が民間療法を否定することから始まります。当時,日本を占領していたGHQは民間療法を制限する法律の制定に着手しました。それ以前は,日本における民間療法は所轄警察署へ届け出ることで開業することができたのですが,それが制限されたのです。

    確かに,日本の医療擬似行為には安全が保証されているかどうか不確かなものや,医療効果が危ぶまれるものも多く存在しました。しかしこの時点で,日本人がそれまで育んできた自然感覚を基礎にした人間の健康促進技術の多くが失われることになったのです。GHQは日本の医療に関しても法律に準拠した制度の下で行わせることで,日本に近代国家としての様変わりを求めたといえます。このような国家体制の変化は民間療法の存続を左右する決定的な力となりました。

    指圧もこの強靭な政治体制の下で自らの立場を主張しなければなりませんでした。この時,徳治郎が貫き通したかったことは,自分が考案して母を痛みから救うことができたあの“手当て”を守り通すことでした。日本政府はGHQの主導により『あん摩,はり,きゅう,柔道整復等営業法』の制定に踏み切りました。この法律によれば,それまで届出れば認められてきた指圧その他の民間療法は, 8年間の営業許可猶予期間が与えられたものの,8年後の昭和30年に国会の審議により禁止させるという方針の下におかれることになりました。

    この8年は正に試練の時でした。8年後の法改正の時までに,指圧をあん摩や,はりや,きゅうとは異なる独自の治療法であることを社会に認めさせなければならなかったからです。徳治郎を始め日本指圧学院の卒業生たちは,指圧の存続をかけて努力に努力を重ねていきました。命懸けの努力だったに違いありません。その努力が少しずつ実り,指圧があん摩とも,はりとも,きゅうとも異なる全く別の健全で有効な療法であることが徐々に認知されていきました。

     

     

    8年間の猶予期間が終了した昭和30年に政府の予定通り第22国会において『あん摩,はり,きゅう,柔道整復等営業法』の改正案が提出されました。それを受け,参議院社会労働委員会において各業界より参考人を招聘(しょうへい)して公聴会が開かれました。この公聴会での討議により,政府原案にあった『あん摩』という表現を『あん摩(マッサージ,指圧を含む)』という文言に変更させることができました。その公聴会では,あん摩と指圧の関係,指圧と他の医療行為の関係なども討議されました。法改正に向けてのこの公聴会は,指圧の歴史上極めて重要なものでした。それは,この公聴会によって初めて法律条文に『指圧』という言葉が登場することになったからです。

    このような経緯を経て,指圧は独自の療法であることを公に認めさせることができました。しかし,その他の民間療法は残念ながら3年以内に転業もしくは廃業せざるを得ないという厳しい結果となりました。これが歴史上の大きな転換期でした。

    この法改正によって指圧は社会的に認知されるものになりました。公聴会に参考人とし参加された先生方からは後に指圧に関する多くの著書が世に出され,療法として指圧の名が社会に広められていきました。昭和32年には指圧の定義を定めた厚生省の教本も発行されました。そして浪越徳治郎が創設した日本指圧学院は厚生省認定校となりました。

     

    本稿はJaponism Victoria, vol.8 no.9, 2017掲載の同名記事に加筆修正をしたものです。

     

    指圧の真髄[1]<

    > 指圧の真髄[3](予定)

    > 指圧の真髄[4](予定)

     

  • 算命学の泉 San-Mei-Gaku Divination[2]

    算命学の泉[2]

    尾崎 光越(www.honkakuuranai.com)

     

     

    運命のバイオリズムと心の真理<その1>

    前回,人間の人生における宿命と言われる変わりようがないものは,運命の半分でしかないと述べさせていただきました。そこで,今回は変わらない宿命と残りの半分がどのように運命を形成していくのかをお話したいと思います。

    運命は絶対的なものというイメージを持ち,初めから人の外側にあって人間を縛(しば)りつけている縄のような存在として捉えられていることが多いと思います。しかし,運命は人の外側にあるものではなく人と共にあるものなのです。

    では,変えることが難しい宿命とは何かというと,「人は死ぬ」というような免れられない事実や,人種や両親の選択,生まれたときの国籍,性別,きょうだいの中の位置関係,両親から受け継いだ遺伝子など,自分で選択出来ないものを意味しています。最近では国籍や性別など変えられる場合もありますが,例えそれらを変えたとしても生まれたときに授かったものの影響は免れることはできないでしょう。

    しかし,宿命の中には性格や感覚や素質や考え方の傾向などのように,それ自身の質を変えることはできませんが,表現や行動の仕方を自分の意志や考え方で変えることが出来るものもあるのです。運命を創る半分とはこの意志や考え方に基づいた行動なのです。

    宿命が現状に適するように行動が宿命を生かすものであれば,結果,良い運命をもたらすことになります。反対に宿命を壊す働きをしてしまえば,せっかくの有り難い宿命も良い運命をもたらしてくれません。

     

     

    そして,それらの方向を決める考え方や行動は,大勢の人との関係の中で現れてきます。それを集団のサイクルといいます。集団のサイクルはその人に備わっている宿命や本性の傾向や特徴を映し出す影絵のようなものと言っても良いでしょう。

    例えば,「我が強い」という宿命を持った人がいたとします。この人は集団のサイクルのなかで自然に我の強さを発揮します。それは宿命通りに生きているわけですが,大切なことは強い我をどのように発揮したかにかかわります。苦しい中でも最後まで頑張り続けて周りの人に認められたり,良いリーダーとして仲間を引っ張って事を成し遂げたり,周りの人を助けたり等のように逞(たくま)しく大きく豊かな人として生きれば,運命は間違いなく上がります。反対に独りよがりで傲慢な態度を取り続ければ,運命は確実に下がります。すなわち,運命を良くするためには,『どの様な意志や考え方をもって行動することが宿命を生かすことに結びつくのかを学習すること』が不可欠になります。例え算命学でも,占いに頼りきって答えが出せないのは,このことによります。

    人は我の強い人として生まれれば,最後まで我の強い人として生きるものです。時々,芯は強くても円満で柔和な感じの人に出会うことがあります。その人は相当に良い考え方と意志によって自分を磨き,運命を高める事に成功したのでしょう。

    世の中には何事もすいすいとこなして行く人がいます。一見良く見えますが,どこか軽薄な感じがします。しかし,良い自分の意志と良い考え方を身に付けて努力を重ねてきた人は,落ち着きと品格を感じさせるものです。すなわち,良い運命を創るには宿命を生かす理性や知性が大切なのです。それには,先ず自分を知ることだと思います。

    私の専門とする算命学は,人生に迷った時に一呼吸入れて自分を見つめ直すことが出来るように,授けられた宿命を皆さまにお伝えして,より良い道を選択しより良い運命を迎えていただくお手伝いをするための学問です。

     

    本稿はJaponism Victoria, vol.8 no. 5, 2014に掲載の同名記事に加筆修正をしたものです。

    Copyright © 2013-2018 Japanese Canadian Community Organization of Victoria

     

    算明学の泉[1]<

    > 算明学の泉[3]

    > 算明学の泉[4]

    > 算明学の泉[5](予定)

     

     

  • 算命学の泉 San-Mei-Gaku Divination[3]

    算命学の泉[3]

    尾崎 光越(www.honkakuuranai.com

     

     

    運命のバイオリズムと心の真理<その2>

    これまでの2回の連載で,私たちは宿命を自分自身で変えるのは難しいのですが,運命は自分の考え方と行動の仕方で変えられること,そして,良い運命をもたらす考え方や行動は集団のサイクルといわれる,ひととの関係の持ち方によって表れてくるとお伝えしました。今回は良い運命をもたらす考え方や行動はどの様に生まれてくるのかという,自然の法則について述べてみたいと思います。

    私たちは誰しも宿命という本性の中に「我」を持っています。「三つ子の魂百まで」というように,小さい時に「我」が強いひとは歳老いるまで「我」が強いまま生きます。しかし,「我」が強くても強くなくても,人間の基本的な要求は「我」から出発しています。あるひとは「我」を通そうと喧嘩をしたり,口論をしたり,相手をののしったりもします。また,あるひとは「我」を通そうとひとを騙したり,嘘をついたりします。子どもは駄々(だだ)をこねたり,泣いたりして「我」を通そうとします。

    「我」を通すと,ひとはどうなるのでしょうか。大きな「我」を通すと,そのことで得られたことへの満足度は,きっと大きいでしょう。深い喜びに酔いしれることもできます。しかし,その満足や喜びは長くは続いてくれません。やがて訪れるのは,虚脱感ともいえる孤独です。なぜなら,「我」を満たした後,人間は最も深い孤独を感じるように創られているのです。通した「我」が大きければ大きいだけ,孤独も大きくなるわけです。

    身近な例でいえば,夫婦喧嘩をしたときのことを考えて下さい。言いたいことを言って「我」を出し切った後,何を感じますか。また,結婚していない方は恋人との喧嘩の時のことを考えて下さい。きょうだい喧嘩でも,友だちとの喧嘩でもよいのです。すさまじい言い合いをして疲れた後に,虚脱感に襲われた経験をされたことはありませんか。

    やがてこの虚脱感が孤独に変わり,何であんなひどいことを言ってしまったのか,自分が解らなくなったことがあるでしょう。そうかと思えば,まだまだ相手の悪いところばかりが眼について,自己防衛に徹するかもしれません。しかし,どちらにしても孤独は襲いかかってくるものです。

    「我」は自分を守る本能でもあるので,「我」を通すことは自分を主張することと言い換えることもできます。ですから,自分を主張した先にあるものが孤独なのです。最近は自己主張をすることが良いことのようにいわれますが,これは「自分を主張して,しっかり孤独になりなさい」といわれているのと同じと考えてください。

     

     

    ひとは孤独の中に生きている時,自分を見ています。何かが動き始めています。やがて,孤独はしんみりとした淋しさに変わっていきます。しんみりとした淋しさが訪れる時,そこに見ているのはもう自分だけではなくなっているのです。今まで喧嘩していた相手の姿がそこに登場します。自分の主張だけでなく,相手の言い分を客観的に見られる力を得ることができたのです。即ち,孤独の先にあるもの,それは愛情と奉仕の世界なのです。

    私は仕事柄,多くの方の人生に関わらせて頂いてきました。鑑定においでになる方は何か心配なことをお持ちです。その方の宿命からすれば,良い運命を開くことができる方なのにどうしてと思うことがあります。その原因は孤独に出会っていないことが多いのです。親から何不自由ない生活を送らせてもらっているにもかかわらず,自分の運命の開き方を学んでいないのです。不自由をさせた方が良いということではなく,どこかで孤独を味合うことが大切だということです。

    10代から20代の間に孤独の経験をしたひとは,自分の人生に責任を持つ生き方をします。ただし,孤独の程度には気をつけてあげなければなりません。孤独が強すぎると心がひねくれて,自分を見つめる力を育てるどころか,他人を恨むことにもなりかねません。孤独の世界を通って,愛情の世界へ入っていくひとに育てることが大切なのです。その姿勢は自然に良い運命の開き方を導いていきます。そこまでいけば,もう生年月日に関係のない心の世界に到達したといえるでしょう。

     

    本稿はJaponism Victoria, vol.8 no. 7, 2015に掲載の同名記事に加筆修正をしたものです。

    Copyright © 2013-2018 Japanese Canadian Community Organization of Victoria

     

    算明学の泉[1]<

    算明学の泉[2]<

    > 算明学の泉[4]

    > 算明学の泉[5](予定)

     

     

  • 算命学の泉 San-Mei-Gaku Divination[4]

    算命学の泉[4]

    尾崎 光越(www.honkakuuranai.com

     

     

    宿命を知る

    「宿命を知り運命を生かす」

    前回は,孤独を経験することを通して,人は生きるための本当の方向を感じられる存在であることをお伝えしました。今回は,宿命を知るにはどのようにしたら良いのかについて述べさせていただきます。

    宿命とは自らに備わっている本質です。初めから本質が解っていたら苦労はしません。それが解らないからこそ占い師の仕事があるともいえるのですが,それでは何を決めるのにも占い師がいなければなりません。すべてのことを占い師に決めてもらっても,決して良い運命はもたらされません。何故なら,運命は自分で切り開くものだからです。しかし,占い師なしでどのように自分の宿命を知ることができるのでしょうか。

    それには,先ず自分の人生は自分の責任で生きるという姿勢が大切です。そして,自分を知ろうとする心構えが必要です。いたずらに他人の生き方にあこがれて真似をするのではなく,自分のもつ力を生かそうとする意欲を持つことです。

    例えば,宿命のひとつである生命力は,弱い人もいますし,強い人もいます。小さい時から身体の弱い人は何となく自分の生命力を知ることができます。しかし,生命力が弱いということは運命が弱いことではありません。弱い星で生命力が弱ければ,それに合う人生の設計をして強く命を運ぶ運命を創れば,強運の人生を過ごすことができます。「一病息災」といわれるのもそのひとつの例でしょう。

    そのために,私は人生の初めの時期に自分の宿命である本質を知る努力をすることが大切だと考えます。できる限りいろいろな経験をしてほしいのです。人生の流れを運命の世界で見た場合,子ども時代,青年時代,壮年期,晩年期そして最後の死の世界に分かれます。長い人生を同じテンポで歩むのではなく,子ども時代から青年時代までは壮年期以降の人生作りのための準備期間と考えて,自分に合うものと合わないものを選別できる感覚を身に付けるために,忙しくチャレンジをすることが良いと思います。

     

     

    例えば,自分の本質に合った職業をさがすのにも,いろいろな出来事にぶつかる必要があります。合わないことに出会ってこそ,合うことが解るというものです。世の中には,子どもの適職は何かと占い師の私に聞きにいらっしゃる親御さんがあります。勿論,占い師の立場から「お子さんの占いの上からの本質はこうなので,これこれの仕事に向いているかもしれません。」と答えることはあります。しかし,その親が相談に来るまでの子どもの生き方が宿命に合っている場合とそうでない場合では,アドバイスの仕方は相当変わります。

    それを無視して「あなたの本質はこれなので,今日からそれに合わせて生き方を変えて下さい。」といっても,いわれた本人は混乱するでしょう。星から観た本質にあてはまることを羅列しても決して良い結果にはなりません。ですから,私は必ず「本人が良く考えて決めることですね。」と付け加えます。

    この傾向は人間関係にもあてはまります。よく,相性の良い人と相性の悪い人といういい方を耳にします。恋人との関係を知るにも,結婚相手を選ぶにも相性の良い人に出会いたいと願われます。私たちは様々な人達との関係で生きています。その中には,何となく好意を持てる人もいれば,何となく嫌な人もいます。それが相性ですが,相性が良さそうだから付き合う,また相性が悪そうだから付き合わないというのは良くありません。

    相性が良くない人というのは,自分と異なる感覚や考え方を持っているという側面もあります。ですから,若い時代にはいろいろな人を知り,付き合ってみることです。但し,相性があまり良くないと感じた場合には,その事実を頭の中で判断しておく必要はあるでしょう。その場合は,無理に合わせて深入りしようとせず,聞き役にまわって関係を保つのも良いでしょう。

    小さい時に友だちと喧嘩したり仲良くしたりしながら成長するのが良いのはこのことです。ですから,子ども時代から青年期にかけては,せいぜいいろいろな人と付き合って下さい。友だちが10人いたとしたら,6人は相性の良い人,後の4人は良くない人くらいの割合で付き合えれば良いのです。きっと,人間のスケールが大きくなり,自分の本質にも気づくことができるでしょう。

     

    本稿はJaponism Victoria, vol.8 no. 7, 2015に掲載の同名記事に加筆修正をしたものです。

    Copyright © 2013-2018 Japanese Canadian Community Organization of Victoria

     

    算明学の泉[1]<

    算明学の泉[2]<

    算明学の泉[3]<

    > 算明学の泉[5](予定)

     

     

  • カナダにいても和風献立 Japan taste recipe[2]

    カナダにいても和風献立[2]

    蔭地 宏美 @ Sushi Plus Restaurant (Victoria, BC, Canada)

     

     

    今回より普段の食事に使える実用レシピをご紹介します。市販の料理本にはないような,家の冷蔵庫の中やお台所にいつも常備している食材を使って,とっても簡単で美味しい料理ができるレシピです。とびっきりのご馳走ではありませんが,日常の食事作りに活用していただけましたら嬉しいです。第1回の食材は豚肉で,「豚肉のガーリック味噌焼き」と「豚肉ともやしのサラダ」をご紹介します。薄切りがなければ厚切り肉を斜めにカットするか,細く千切りにすればOKです。

     

    豚肉のガーリック味噌焼き

    にんにくと味噌の相性抜群の豚肉料理!!

    《材料》

    • 豚薄切り肉(焼肉用) 約450g
    • 味噌 大さじ1~2
    • おろしにんにく 小さじ1~2
    • ほんてり 大さじ1

    (味付けはお好みで調節してください)

    《調理》

    1. 材料すべてをビニール袋の中に入れ混ぜ合わせ,30分くらい冷蔵庫に入れて漬け込む。
    2. フライパンを熱し中火で焼く。焼き色がついたらひっくり返す。
    3. 焼けてくるとハネるので火傷に気を付けて。これでできあがり!

    大根おろしやきざみキャベツを添えて召し上がれ。肉汁を付け合せのキャベツにかけるのも良し!

     

     

    豚肉ともやしのサラダ

    《材料》

    • 豚かたまり肉 適量
    • もやし 200g程度(オーガニックもので1袋)
    • ▽ドレッシング材料
    • からし(市販の辛いマスタードでも可) 小さじ1(お好みで調節)
    • マヨネーズ 大さじ1
    • 穀物酢 大さじ2
    • 塩・こしょう 少々

    《調理》

    1. 豚かたまり肉を中まで火が通るまで茹でる。
    2. もやしはきれいに洗い,ざるに入れて水気を切る。
    3. ドレッシングの材料を混ぜ合わせ,味を調えて冷蔵庫へ。
    4. 茹で上がった豚肉を冷ました後,薄くスライスする。
    5. 大きめのボールにもやしを入れ,切った豚をのせて冷蔵庫で冷やす。
    6. ドレッシングをたっぷりかけて,できあがり。

    お好みでコレアンダー(チャイニーズパセリ)を上に散らしてもよいですよ。

     

     

     

     

     

    本記事はJaponism Victoria, vol.3, no.4, 2009掲載のレシピ記事に加筆修正をしたものです。

    カナダにいても和風献立[1]<

    > カナダにいても和風献立[3]

     

     

  • カナダにいても和風献立 Japan taste recipe[3]

    カナダにいても和風献立[3]

    蔭地 宏美 @ Sushi Plus Restaurant (Victoria, BC, Canada)

     

     

    今回のメイン食材はきゅうり。「鮭ときゅうりのまぜごはん」と「ツナときゅうりの和風パスタ」の二品をご紹介します。日本のきゅうりは細くてパリッとしておいしいのですが,こちらで手に入るロング・イングリッシュ・キュウカンバー(Long English cucumber)でも十分に代用できます。

     

    鮭ときゅうりのまぜごはん

    きゅうりの歯ごたえがいい感じです

    《材料》

    • サーモン切り身
    • きゅうり
    • ふえるわかめ 適量
    • 塩 適量
    • ごはん 人数分

    《調理》

    1. サーモンは塩をふってオーブンまたはオーブントースターで焼き(電子レンジで加熱するのも可),骨を取り除いてほぐしておく。
    2. わかめは水につけて戻しておく。
    3. きゅうりは薄い千切りで塩もみする。
    4. 温かいごはんにほぐしたサーモン,水を切ったわかめときゅうり加え,軽く混ぜる。
    5. お好みでごまをふりかけてできあがり!

    ごはんに味つけしないのでサーモンの塩加減で調節してください。サーモンの代わりにしらす,うなぎを使っても美味しいですよ。

     

     

    ツナときゅうりのパスタ

    暑いときにはこんな冷たい和風パスタはいかが?

    《材料》

    • ツナ缶またはまぐろを塩ゆでしたもの
    • きゅうり
    • 焼き海苔
    • しょうゆ
    • マヨネーズ
    • スパゲティーまたはマカロニなど(人数分)
    • オリーブ油
    • 塩・コショウ 少々

    《調理》

    1. きゅうりを薄切りにして塩をもんでおく。
    2. パスタをゆででザルにあげ,オリーブ油をかける。
    3. ツナをほぐし,塩もみしたきゅうりを混ぜ,マヨネーズ,酢,塩コショウで味付けする。
    4. ゆでたパスタにきゅうりとツナの混ぜ合わせを入れ,ざっとからませて冷蔵庫で冷やし,皿に盛る。
    5. しょうゆをかけて,刻んだ焼き海苔をふりかけて召し上がれ。

    お好みでアボカドのスライスを加えてもおいしいですよ。

     

     

     

     

     

    本記事はJaponism Victoria, vol.3 no.5, 2009掲載のレシピ記事に加筆修正をしたものです。

     

    カナダにいても和風献立[2]<

    > カナダにいても和風献立[4](予定)

     

     

  • カナダにいても和風献立 Japan taste recipe[4]

    カナダにいても和風献立[4]

    蔭地 宏美 @ Sushi Plus Restaurant (Victoria, BC, Canada)

     

     

    今回のメイン食材は「残りごはん」です。日本人ならやっぱりごはんですよね。カナダでも幸いにカリフォルニアからのお米が手に入るので嬉しいことです。炊きたてでなくても,冷蔵庫に残っている冷やごはんで作れるとっておきのレシピをふたつご紹介します。

     

    ごはんピザ

    好評レシピです!

    《材料》

    • 冷やごはん・・人数分
    • ピザソース
    • たまねぎ・・少々(スライスしておく)
    • ピーマン,マッシュルームなど適量(スライスしておく)
    • ピザ用チーズ・・適量
    • 刻み海苔・・お好みで少々

    《調理》

    1. 冷やごはんを電子レンジで温める。
    2. ラップにソフトボール大のごはんを包み込み,必要であれば少し水を加え,丸めてからピザの台の形に整える(人数分)。
    3. ピザ形にしたごはんをオーブン用トレイにならべ,その上にピザソース,スライスしたたまねぎなどの野菜とチーズをのせる。
    4. これを中火のオーブンに入れ,チーズが溶けて少し焦げ目がついたらできあがり。

    食べるときにお好みで刻み海苔をふりかけて!

     

     

    にんにくチャーハン

    我が家の定番! 簡単でとてもおいしい!

    《材料》

    • 冷やごはん・・人数分
    • にんにく・・1人分2カケx人数分
    • 青ねぎ・・1人分1本x人数分
    • 油(お好みでごま油を加える)・・少々
    • 塩・コショウ
    • しょうゆ

    《調理》

    1. 熱したフライパンに油(お好みでごま油も)をひき,弱火にして,皮をむいて刻んだにんにくと青ねぎをかおりがするまで炒める。
    2. フライパンに少し温めたごはんを加え,強火で炒め塩コショウする。
    3. 最後に香りつけのしょうゆを回し入れてできあがり。

    できあがったチャーハンを平らなバットに入れてオーブンで軽く焼いても香ばしくておいしいですよ。

     

     

     

     

     

    本記事はJaponism Victoria, vol.4, no.1, 2009掲載のレシピ記事に加筆修正をしたものです。

     

    カナダにいても和風献立[3]<

    > カナダにいても和風献立[5]

     

     

  • カナダにいても和風献立 Japan taste recipe[5]

    カナダにいても和風献立[5]

    蔭地 宏美 @ Sushi Plus Restaurant (Victoria, BC, Canada)

     

     

    今回のメイン食材は「鶏のひき肉」です。鶏ひき肉が手に入らないときは turkeyの挽き肉でも代用できます。ヘルシーで栄養豊富な鶏ひき肉使った簡単レシピをふたつご紹介します。

     

    鶏団子なべ

    寒い日はぽかぽか温まるお鍋はいかが? 冷蔵庫にある野菜や白身魚,肉団子を入れます。残り汁で作るぞうすいはまた格別!

    《材料》

    • 白菜
    • キャベツ
    • うどん
    • もめんとうふ
    • 鶏ひき肉
    • 白身の魚など
    • 玉子
    • 小麦粉少々
    • ほうれん草
    • ねぎ

    などなどを適宜に

    《調理》

    1. 鶏ひき肉に玉子を割り入れ,つなぎに小麦粉少々を加え,こねて肉団子にする(しょうが汁を少したらすと臭みが消えます)。
    2. 鍋にお湯をはり,沸騰した中に肉団子と魚を入れる。
    3. 肉団子が浮かんできたら切った野菜・うどん・とうふの順に入れ,少し煮てできあがり。

    お好みでポン酢しょうゆ,大根おろしなどで召し上がれ。

     

     

    ◆鶏そぼろ丼

    お弁当にも最適です。

    《材料》

    • 鶏ひき肉
    • 玉子
    • さやえんどう
    • ごはん
    • つゆまたはしょうゆ
    • みりん・酒またはさとう

    《調理》

    1. 鶏ひき肉を油をひいたフライパンで炒め,つゆとみりん少々を加える。
    2. 別のフライパンでさとう・塩少々を加えた炒り玉子を作る(半熟くらいがおいしい)。
    3. さやえんどうを塩ゆでしたあと細切りにしておく。
    4. あつあつのごはんの上に1~3で作ったつゆ,炒り卵,さやえんどうをそれぞれ彩りよくのせて,できあがり。

    お好みで紅しょうがを添えてもよいでしょう。

     

     

     

     

     

     

    本記事はJaponism Victoria, vol.5, no.1, 2010掲載のレシピ記事に加筆修正をしたものです。

     

    カナダにいても和風献立[4]<

    > カナダにいても和風献立[6]

     

     

  • カナダにいても和風献立 Japan taste recipe[6]

    カナダにいても和風献立[6]

    蔭地 宏美 @ Sushi Plus Restaurant (Victoria, BC, Canada)

     

     

    今回のメイン食材は「お豆腐」です。良質な大豆たんぱくが豊富に含まれる健康食品のお豆腐を使ったお料理はいかがでしょう。湯豆腐,冷や奴もおいしいのですが,少し手間をかけるだけで,お豆腐も立派な料理になります。

     

    コロコロ揚げ豆腐

    《材料》

    • もめん豆腐 1丁
    • 片栗粉(または米粉,小麦粉など)
    • めんつゆ 適量
    • 黒砂糖(ブラウンシュガー) お好みで加減してください
    • おろししょうが・大根おろし

    《調理》

    1. もめん豆腐を少し大きめの一口大に切り,水分を切っておく。
    2. 片栗粉を切った豆腐のまわりにつけて,熱した油で揚げる。
    3. 暖めためんつゆに黒砂糖を加え溶かす。
    4. 油で揚げた豆腐を皿に盛り,お好みでおろししょうが,大根おろしを添えて揚げたてをアツアツのうちに3のつゆをつけながら召し上がれ。

    トッピングにきざみねぎ,きざみのりなどを飾ると見た目も鮮やかに。

     

     

    ◆豆腐のステーキ

    冷奴もいいけれど,時にはこんな風にメインディッシュとしても

    《材料》

    • もめん豆腐 1丁(なるべくオーガニックなど上質なもの)
    • バター 適量
    • 塩コショウ
    • しょうゆ 少々(お好みで)
    • 付け合わせ野菜(炒めたマッシュルームやズッキーニ,にんじんのグラッセなど)

    《調理》

    1. 豆腐は布巾にくるみ,水分を取るためにしばらく置いておく。
    2. 水気を取った豆腐を真横から半分に切り分ける,軽く塩コショウをしておく。
    3. 熱したフライパンにバターを溶かし,豆腐を入れて両面がきつね色になるまで焼く。
    4. 豆腐を皿にのせ,彩りよく付け合せの野菜などを添えてできあがり。
    5. 召し上がるとき,少しだけおしょうゆをたらすと香りがいいです!!

     

     

     

     

     

     

    本記事はJaponism Victoria, vol.5, no.2, 2010掲載のレシピ記事に加筆修正をしたものです。

     

    カナダにいても和風献立[5]<

    > カナダにいても和風献立[7]

     

     

  • カナダにいても和風献立 Japan taste recipe[7]

    カナダにいても和風献立[7]

    蔭地 宏美 @ Sushi Plus Restaurant (Victoria, BC, Canada)

     

     

    今回のメイン食材は「こんにゃく」です。食物繊維たっぷりの健康食品ですので,たくさん食べて腸をきれいにしましょう。少しの手間でおいしく召し上がれる簡単レシピをふたつご紹介します。

     

    こんにゃくの味噌炒め

    《材料》

    • こんにゃく
    • みそ+しょうが汁+みりん(またはさとう)を予めまぜておく
    • 油+ごま油

    《調理》

    1. こんにゃくを適当な厚さに薄切りにする。
    2. 油とゴマ油を加え熱したフライパンにこんにゃくを入れ炒める。
    3. みそ+しょうが汁+みりんをこんにゃくにからませてさらに炒め,焼き色をつける。これでできあがり!

    *みそをフライパンに入れるとはねるので火傷に注意してください。

     

     

    ◆こんにゃくのくずもち風

    おかずというよりもヘルシーなデザートやおやつ感覚で

    《材料》

    • こんにゃく
    • ブラウンシュガー
    • さとう
    • きな粉

    《調理》

    1. こんにゃくは好みの大きさに切り,軽く湯通しして冷水に入れておく。
    2. ブラウンシュガー,さとう,水を煮込んで黒みつを作り,冷ます。
    3. 水気を切ったこんにゃくにきな粉をふりかけ,みつを上からかけてできあがり!

     

     

     

     

     

    本記事はJaponism Victoria, vol.5, no.3, 2010掲載のレシピ記事に加筆修正をしたものです。

     

    カナダにいても和風献立[6]<

    > カナダにいても和風献立[8]

     

     

  • カナダにいても和風献立 Japan taste recipe[8]

    カナダにいても和風献立[8]

    蔭地 宏美 @ Sushi Plus Restaurant (Victoria, BC, Canada)

     

     

    今回のメイン食材はさんま(秋刀魚)です。生ものが入手できる場所は限られていますが,冷凍物ならはスーパーでも比較的手に入りやすい食材です。手軽でおいしいさんま料理をご紹介します。ぜひお試しください。

     

    さんまの竜田揚げ

    《材料》

    • さんま
    • さとう
    • みりん,または酒
    • しょうゆ・つゆ
    • しょうが汁
    • 片栗粉,またはコーンスターチ
    • 食用油

    《調理》

    1. 冷凍さんまを半解凍の状態にし,1センチ幅くらいに切る。
    2. 切ったさんまをさとう,みりん,しょうゆ,しょうが汁で味付けし,ビニール袋に入れ30分くらい冷蔵庫に入れておく。
    3. さんまと取り出し,片栗粉をつけて少し低めの温度の油(衣がいったん沈んで浮き上がる程度)で焦がさないようにじっくり揚げる。
    4. レモン,大根おろしなどを添えてめしあがれ!

     

     

    さんまのトマト煮

    《材料》

    • さんま 3本
    • オリーブ油 大さじ5
    • にんにく 1塊
    • トマト缶 大1缶
    • 月桂樹の葉 数枚
    • 塩・こしょう 少々

    《調理》

    1. にんにくの皮をむき,みじん切りにする。
    2. フライパンを熱してオリーブ油を入れ,みじん切りにしたにんにくと,頭を取って3等分に切ったさんまを炒め,塩こしょうで味付けする。
    3. フライパンにトマト缶を開けて加え,月桂樹の葉を入れてフタをし,中~弱火で2時間ほど煮込んだらできあがり!

    お好みのパスタのソースとして使うのもいいです!!

     

     

     

     

     

    本記事はJaponism Victoria, vol.5, no.5, 2010掲載のレシピ記事に加筆修正をしたものです。

     

    カナダにいても和風献立[7]<

    > カナダにいても和風献立[9]

     

     

  • カナダにいても和風献立 Japan taste recipe[9]

    カナダにいても和風献立[9]

    蔭地 宏美 @ Sushi Plus Restaurant (Victoria, BC, Canada)

     

     

    今回のメイン食材は「あぶらあげ」です。日本食材のお店に行けば生ものと冷凍物が手に入ります。生ものも冷凍すれば日持ちしますので,冷凍庫に常備しておきたい一品です。今回はこの「あぶらあげ」を使ったレシピを二品ご紹介します。お味噌汁やおいなりさんの他に,こんな食べ方はいかがでしょう。

     

    ◆焼きあぶらあげ

    超簡単! お酒のおつまみに最適!

    《材料》

    • あぶらあげのみ! (1枚~数枚を適宜に)

    《調理》

    1. あぶらあげをスティック状に切る(調理用はさみを使うと簡単です)。
    2. 切ったあぶらあげをアルミホイルの上に置いて,オーブントースターで焼く。
    3. 焼き色がついたらひっくり返してトースターの熱源を切る(あとは余熱で)。

    これでできあがり!

    お好みでしょうゆ,唐辛子,マヨネーズなどをつけて。

    おやつ感覚でそのままシャリシャリ食べてもGood!

     

     

    ◆白菜,春菊とあぶらあげの煮びたし

    薄めの味付けですので,好みで加減してください。

    《材料》

    • 白菜 3~4枚
    • 春菊(あれば)適量
    • あぶらあげ 1枚
    • だし汁(または熱湯+ほんだし少々) 1カップ
    • つゆ(またはしょうゆ) 大さじ2
    • みりん(またはさとう) 小さじ1

    《調理》

    1. 白菜,春菊,あぶらあげを熱湯に入れて軽く茹(ゆ)でる。
    2. 茹でた野菜の水気を切り,それぞれ適当な大きさに切る。
    3. なべにだし汁,つゆ,さとうを入れ,ひと煮立ちさせる。
    4. 火を止めて,なべに2の切った野菜を加え味をしみ込ませる。
    5. 最後に器に盛って,できあがり。

     

     

     

     

     

    本記事はJaponism Victoria, vol.5, no.7, 2010掲載のレシピ記事に加筆修正をしたものです。

     

    カナダにいても和風献立[8]<

    > カナダにいても和風献立[10]

     

     

     

  • カナダにいても和風献立 Japan taste recipe[10]

    カナダにいても和風献立[10]

    蔭地 宏美 @ Sushi Plus Restaurant (Victoria, BC, Canada)

     

     

    今回のメイン食材は「豚肉」です。寒いときには風邪の予防にタンパク質をとるとよいですね。今回は良質なタンパク質が豊富に含まれる豚肉のお料理を二品ご紹介します。

     

    焼豚どんぶり

    《材料》

    • 豚肉(かたまり)適量
    • しょうゆ 少々
    • みりん または酒 少々
    • ごはん 適量
    • きざみのり
    • きざみねぎ

    《調理》

    1. 豚肉をそのままたっぷりのお湯に入れ,全体が柔らかくなるまでゆでる(1時間から2時間くらい)。
    2. ゆでた豚肉を冷ましてビニール袋(ジップロックなど)に入れ,しょうゆとみりんを加える。
    3. 袋の空気を抜き,冷蔵庫に入れて一晩置き,適当な厚さにスライスする。
    4. これをあつあつごはんの上にのせたらできあがり。

    お好みできざみのりやきざみねぎをトッピングしてください。

     

     

    豚肉の味噌炒め

    薄めの味付けですので,好みで加減してください。

    《材料》

    • 豚肉(かたまり または角切りになっているもの)
    • しょうが汁 少々
    • みそ 適量
    • 酒 少々
    • さとう 少々
    • 豆板醤(とうばんじゃん) 適量
    • 長ネギ 数本
    • しお・コショウ 少々

    《調理》

    1. 豚肉を適当な大きさ(2.5センチ角くらい)に切る。
    2. 切った豚肉にしょうが汁をたらし軽くまぜ,豚肉のくさみを取る。
    3. 熱したフライパンに油を敷き,粗くざく切りにした長ネギを強火で炒め,しお・コショウで軽く味付けする。
    4. ネギを取り出し,フライパンをキッチンペーパーで軽く拭き,油を加えて豚肉を強火で焼く。
    5. 肉に火が通ったら,みそ・酒・さとう・豆板醤をまぜあわせたものと,3のネギを加え軽く炒める。これでできあがり!

    豆板醤で好みの辛さに調節してください。

     

     

     

     

     

    本記事はJaponism Victoria, vol.6, no.1, 2011掲載のレシピ記事に加筆修正をしたものです。

     

    カナダにいても和風献立[9]<

    > カナダにいても和風献立[11]

     

     

     

  • カナダにいても和風献立 Japan taste recipe[11]

    カナダにいても和風献立[11]

    蔭地 宏美 @ Sushi Plus Restaurant (Victoria, BC, Canada)

     

     

    今回のメイン食材は「キャベツ」です。キャベツ本来の旬(しゅん)は春で,春キャベツは柔らかくておいしいのですが,今ではキャベツは年間を通して手に入ります。カナダのキャベツは日本のものよりも少し硬いのですが,工夫すればおいしく召し上がれます。今回も簡単レシピをふたつご紹介します。

     

    キャベツのさわやかコールスロー

    レモンの皮が入って酸味がとっても爽(さわ)やかなコールスローサラダです。

    《材料》

    • キャベツ 適量
    • にんじん 適量
    • ドレッシング用:
    • オリーブオイル
    • レモン汁
    • レモンの皮のみじん切り(なるべく有機のものを)
    • 塩・こしょう 少々
    • しょうゆ 少々
    • さとう 少々

    《調理》

    1. キャベツとにんじんを細かくみじん切りにし,それぞれ冷水に浸しておく。
    2. ドレッシングの材料をすべて合わせ,水気を切ったキャベツにたっぷりかけてザッとまぜる。冷蔵庫に入れて冷やしておく。

    これでできあがり! キャベツが硬くで食べにくいときは,ざっと湯通しするとよいでしょう。

     

     

    超簡単ロールキャベツ

    面倒なスタッフィング作りは一切なし。お好みの生ソーセージを包んでレッツトライ!

    《材料》

    • キャベツ
    • ホールトマト缶(大)
    • 月桂樹の葉 数枚
    • 市販の生ソーセージ 数本
    • 塩・こしょう 少々
    • 赤ワイン 少々

    《調理》

    1. 生ソーセージを軽く湯に通し,大きいものは半分に切る。
    2. キャベツの葉でソーセージを包み,楊枝でとめて,フライパンか浅いなべに並べて置く。
    3. フライパン(なべ)のソーセージに缶のホールトマトを加え,月桂樹の葉を入れる。フタをして中火で煮込む。
    4. 最後に塩・こしょうで味を調え,あれば赤ワインを加える。
    5. 火をとめてできあがり!

     

     

     

     

     

    本記事はJaponism Victoria, vol.6, no.2, 2011掲載のレシピ記事に加筆修正をしたものです。

     

    カナダにいても和風献立[10]<

    > カナダにいても和風献立[12]

     

     

     

  • カナダにいても和風献立 Japan taste recipe[12]

    カナダにいても和風献立[12]

    蔭地 宏美 @ Sushi Plus Restaurant (Victoria, BC, Canada)

     

     

    今回のメイン食材は「ひき肉」です。ビクトリアでは牛,豚,鶏のほかにも,いろいろなひき肉が手に入りますね。おいしい簡単レシピをふたつご紹介します。このレシピでは豚肉が一番合うと思いますが,他のひき肉でも試してみてはいかがでしょう。

     

    肉団子

    炒めた玉ねぎのみじん切りを入れる手間を省きましたが,簡単でおいしいですよ!

    《材料》

    • ひき肉 200gくらい
    • たまご 1コ
    • しょうが汁 少々
    • しお・こしょう 少々
    • コーンスターチ 大さじ1
    • 水 大さじ4
    • しょうゆ 大さじ2
    • さとう 大さじ3

    《調理》

    1. ボールにひき肉と玉子の割りほごしたもの,おろししょうがのしぼり汁,しお・こしょうを加えまぜる。
    2. ひき肉を2センチほどの大きさに丸め,ふっとうした鍋の湯の中に入れ,浮き上がったら取り出す。
    3. 小さなフライパンか浅いなべに,さとう,しょうゆ,水でといたコーンスターチを入れて中火にかけ,よくまぜて甘だれを作る。
    4. 甘だれが固まり始めてグツグツしてきたら2の肉団子を入れてからめる。

    これでできあがり!

     

     

    ピーマンの肉詰め

    こちらのピーマンは大きいので,なるべく小さめのものを選んでください。電子レンジを使ってスピード調理!

    《材料》

    • ピーマン 1~2個
    • ひき肉 適量
    • しお・こしょう 少々
    • 食用油

    《調理》

    1. ピーマンを4分の1の大きさに切る。
    2. 切ったピーマンにひき肉を詰め込む。加熱すると中身が出てくることがありますので,しっかりと詰めてください。
    3. 肉を詰めたピーマンに,しお・こしょうをして,耐熱容器に入れ,ラップをして電子レンジへ。ピーマン1個,4切れで2分くらいが目安。
    4. 熱したフライパンに油を入れ,電子レンジから取り出したピーマンの両面を,ほどよい焼き色がつくように焼く。これでできあがり!

    ケチャップまたはからししょうゆで召し上がれ!

     

     

     

     

     

    本記事はJaponism Victoria, vol.6, no.2, 2011掲載のレシピ記事に加筆修正をしたものです。

     

    カナダにいても和風献立[11]<

    > カナダにいても和風献立[13]

     

     

  • カナダにいても和風献立 Japan taste recipe[13]

    カナダにいても和風献立[13]

    蔭地 宏美 @ Sushi Plus Restaurant (Victoria, BC, Canada)

     

     

    今回のメイン食材は「大根」です。最近はカナダのスーパーでも大根が手に入るようになりました。日本の大根ほどおいしくないのが残念ですが,根菜類は身体を保温するといわれています。こんなお料理で厳しいカナダの冬を乗り越えましょう!

     

    ◆お野菜大集合スープ

    我家では,冷蔵庫内の野菜の残りが少なくなると,このスープを作ります。不足しがちなビタミンCの摂取,そしていろいろな野菜の味の共演が楽しめます!!

    《材料》

    • 玉ねぎ
    • 野菜(大根,にんじん,じゃがいも,白菜,キャベツなど。種類が多いほどおいしくなります)
    • あればマッシュルームや豆なども
    • スープベース(コンソメをお湯で溶かしたもの,または水+かつおだしなど)
    • 牛乳 少々

    《調理》

    1. 玉ねぎをみじん切りにする。
    2. 他の野菜は1センチくらいのサイコロ状に切る。
    3. フライパンにバターを入れて熱し,みじん切りした玉ねぎを加え,きつね色になるまでよく炒め,塩こしょうで味付けする。(中火)
    4. 他の野菜を加え,強火にして手早く炒め,野菜が浸るくらいのスープベースを加えて煮る。
    5. 野菜に火が通ったら牛乳を加え,火を止めてできあがり。

     

     

    ◆大根のステーキ

    野菜でステーキ? と思われるかもしれませんが,思い切ってメインデッシュにしてみました。

    《材料》

    • 大根
    • ラード(なければ食用油)
    • 砂糖 適量
    • しょうゆ 適量
    • みりんまたは酒 適量

    《調理》

    1. 大根の皮をむき,2センチくらいの輪切りにする。
    2. なべにたっぷりの水を入れ,輪切りにした大根をでゆでる。
    3. 大根が中までやわらかくなったら,大根を取り出し,水気を切る(ゆで汁を少しだけ残しておく)。
    4. 熱したフライパンにラードを入れ,煙が立ったら3の大根の両面を焼き,色がつくまでしっかりと焼く。
    5. 大根を焼きながらフライパンにゆで汁,砂糖,みりんをまぜたものを流し込み,たれのかおりが立つまで沸騰させ,大根にからめればできあがり!

     

     

     

     

     

     

    本記事はJaponism Victoria, vol.6, no.6, 2011掲載のレシピ記事に加筆修正をしたものです。

     

    カナダにいても和風献立[12]<